Mac OS Xで自宅サーバ
< 概要 >
私が自宅サーバを構築したい!と思ったのは何年も前の事でしたが、余っていたPowerBook G3にMac OS Xを入れればサーバとして簡単に立ち上げられそうだ、と分かったのがきっかけで始めました。確かに簡単に始められたのですが、分からなければ難しそうな世界でもあり、挑戦してみたい人のためにMac(Mac OS X)で自宅Webサーバを構築する方法を説明したいと思います。
< 利点 >
1) サーバ容量を気にしなくても良い(たいていのレンタルサーバよりもHDDの容量の方が大きい) 2) レンタルサーバよりも安価 3) PerlやらSSIやらの制限がない
< 準備するもの >
準備するもの 備 考 1 Mac 古いもので構わないが、Mac OS Xが起動できるもの。さらに普段使ってなくてサーバ専用にできるものがセキュリティの観点からBest。 2 Mac OS X 今現在、我が家のサーバはMac OS X 10.8ですが、以前は10.2や10.4でした。ということで、OSも最新でなくても構いません。 3 インターネット環境 これは言わずもがなですね。 4 IPアドレス自動更新ソフト IPアドレスとプライベートドメインを随時関連付けしてくれるソフト 「What's Up!」をMacFeeling Softwareさんが提供してくれています。 5 FTPソフト もしくはWeb作成ソフト FetchやAdobe Dreamweaverなど。Fetchには日本語版もあります。
< 費用 >
自宅サーバを立てる(運用する)のにどのくらいお金がかかるかというと、上記準備するもの以外に 1) モデム/ルータ等の電気代 2) Mac常時起動のための電気代 が必ずかかります。それ以外に「独自ドメイン」を取ろうとするとプラス1,000円/年くらいかかります。 機材さえ揃っていれば、外部のレンタルサーバと比較して、かなり安価に運営することができます。
< 設定方法 >
これから6つのステップでMacをWebサーバに仕立て上げたいと思います。その前提条件としてAirMac Basestation(AirMac Extreme)による無線LANで、ADSLなどの高速インターネットがすでに構築されていることとします。インターネットに接続する方法はGoogleなどで調べてください。OSのバージョンは10.4です。10.3以前では多少設定方法が違いますが、根本的にはそれほど違いはありません。また、10.5以降で変更となったところも併せて記載しています。10.12 Sierra対応です。
Step 1. サーバのTCP/IP設定 Step 2. ポートの開放 Step 3. Web共有の開始 Step 4. Dynamic DNSサービスの利用 Step 5. IPアドレスの自動更新 Step 6. 独自ドメインの取得